こんにちは、 久しぶりの更新です。
五行類型論(体癖)は、陰陽五行説に由来すると言われます。
その説の中にある五行色体表という「色々な項目について5つの要素に分類した表」があります。
例えば季節でいうと、春、夏、土用、秋、冬になります。前に述べた臓腑でいうと、臓では肝、心、脾、肺、腎で、腑では胆、小腸、胃、大腸、膀胱となります。
その表の中に「五志」という感情を表す項目があるのですが、五行類型論(体癖)を理解するのにとても面白く参考になると思いますのでご紹介します。
「五志」とは、臓腑の生理機能と密接に関連する5つの感情を意味し、それぞれ以下の通りです。なお中医学では、これらの感情が度を越すと関連する臓腑に悪影響を与えるとあります。
肝・胆は、「怒」
脾・胃は、「思」
肺・大腸は、「憂」
腎・膀胱は、「恐」
心・小腸は、「喜」
「五行類型論」で言えば、以下のとおりです。
1型・2型が、「怒」
3型・4型が、「思」
5型・6型が、「憂」
7型・8型が、「恐」
9型・10型が、「喜」
1型・2型は、「思考タイプ」で、評価する(評価される)ことを好みますから、「怒」に繋がり易すく、関連するのがよく判ります。
3型・4型は、感情がよく動く「感情タイプ」で、好く(好かれる)ことを求めますから、好き嫌いの「思」がいっぱいあるのでしょうね。
5型・6型は、「気力タイプ」で、色んな事に気を配って気づいているので、逆にいろんなことが気になって不安となるので「憂」になるのでしょう。
7型・8型は、「闘争タイプ」で、勝負けに意識があり、絶えず対抗者のことを気にしているので、「恐」と関連するのも頷けます。
9型・10型は、種族保存本能がある「愛情タイプ」で、愛する(愛される)ことを求めますから、「喜」をとても意識していることが伺えます。
以上です。いかかですか?